HAKUÏ 32

小野塚秋良×セブンユニフォームの
ワーキングユニフォーム「HAKUÏ・ハクイ」
最新コレクションとなる「HAKUÏ 32」
2024年7月10日より発売開始

現代の社会で本当に必要とされるユニフォームは
古い固定観念から解き放たれた自由な服です。
大げさかもしれないけれど、
時には衣服の原点に立ち戻り
どんな場で・どんなものを・どんなふうに着るべきか…
そうした問いを絶えず考え続けていくことが
「HAKUÏ」というブランドの仕事だと思っています。

―――――――――――― 小野塚秋良

Coordinate HAKUÏ 32.8

Left

  • 胸当てエプロン RT6989-0
  • パンツ RL6979-0
  • Tシャツ 参考商品
  • アームスリーブ 参考商品

Right

HAKUÏ 32

Coordinate HAKUÏ 32.8

Left

Right


「近年、社会におけるサービスのスタイルが
一時代以前とは大きく変わってきています」

1990年代の発足当初から一貫して、既存のユニフォームの概念にとらわれない、新鮮なデザインを発信し続けるWORKING EQUIPMENT 「HAKUÏ(ハクイ)」。
そのユニークでボーダレスなアイテム群は、ブランド本来のターゲットである仕事着の領域を超え、ファッションシーンやアパレル業界でも高い人気を呼んでいます。
その一方でサービス業界はここ数年、大きな業態の変革を迎えつつあります。ホテルではスタッフの少人数化に伴ってドアやベル、フロントなど専門ごとのセクション分けが減り、マルチタスクが増加。レストランなどの飲食店でも、昔ながらの格式ばったスタイルの店舗は急速に姿を消しつつあります。
そうした時代の変化やニーズを鋭敏に感じて、一歩先を行く提案をすること。「HAKUÏ」のワーキングユニフォームは、常に現代に軸足を置いてつくられています。

HAKUÏ 32

Coordinate HAKUÏ 32.3

Left

Right

  • コート RH6934-9
  • エプロン RT6988-9
  • パンツ RL6979-9
  • Tシャツ 参考商品
  • アームスリーブ 参考商品

「“今”の時代に合ったデザインをするなら
まず現代ならではの価値基準を見出すこと」

「“今”の時代に合ったデザインをするなら
まず現代ならではの価値基準を見出すこと」

1970年代、ファッションの分野からデザインワークに着手した小野塚氏ですが、当時から企業やデパートの制服などの制作にも進出。自身のブランド「ZUCCa(ズッカ)」でパリコレなどトップファッションの世界に参入した後も、「豪奢なドレスより着心地のいいパジャマをつくりたい」などユニークな発言が話題となりました。

そんな小野塚氏が1992年、セブンユニフォームとともに立ち上げたブランド「HAKUÏ」。年齢・性別・体型を問わず幅広い人々が身につけるワーキングユニフォームは、今や氏にとって究極のライフワークとも言える仕事となっています。

ただし昨今は社会の変化により、サービスユニフォームにもこれまでとは違う要素が必要になってきました。高級店と大衆店、和・洋・中華などの境界線があいまいになり、調理者のコックコートやサービススタッフのネクタイなど昔ながらのスタイルももはや定型ではなくなった現在。古い常識を捨て、現代ならではの新たな価値基準を見出す……。「HAKUÏ 32」のデザインもそんなところからスタートしました。

HAKUÏ 32

HAKUÏ 32

Coordinate HAKUÏ 32.1


「定番の柄・カラーの素材を使用しながらも
斬新な雰囲気の演出にチャレンジしました」

「定番の柄・カラーの素材を使用しながらも
斬新な雰囲気の演出にチャレンジしました」

今回の新作「HAKUÏ 32」の中心となるアイテム群の最大の特徴は、前面とバックスタイルが大きく異なる印象のデザインになっていることです。エプロンや胸当てエプロン、ベスト、ブルゾン、パンツ類などはすべて、前身頃にストライプの素材を用いている一方、背中側は全面に無地の生地を使用。

前と後ろが一着の服とは思えないほど、異なる表情を見せているのです。最近増えているカウンタースタイルの店舗やオープンキッチンの飲食店、デパ地下や路面のデリカテッセン、スイーツショップなどのスタッフは接客中、お客様に後ろ姿を見られる機会が意外に多いものです。

ならば前後のギャップを利用して、これまでにない表現ができないだろうか?そんな発想から、デザインをスタート。ヒッコリーストライプや白・黒・ベージュなどあえてユニフォームの定番の色・柄を使いつつ、既成の観念を突き抜ける斬新なスタイルに挑戦してみました。

HAKUÏ 32

Coordinate HAKUÏ 32.11

  • 帽子 参考商品
  • ブルゾン RE6932-0

HAKUÏ 32

Coordinate HAKUÏ 32.10

Left

Right


「お客様の気分や期待を
盛り上げると同時に
スタッフの誇りや働く意欲も高める仕事着」

前面と背面のデザインが大きく異なる「HAKUÏ」のニューラインですが、これらのアイテム群は決して見た目の新奇さのみを狙ったものではありません。

前面に使われているヒッコリーストライプ素材は、HAKUÏ BASICの製品にも用いられている機能性と端正な美しさを併せ持つ素材です。一方、後ろ身頃には柔らかく適度な伸縮性を持ち、動きやすく身体に負担をかけにくい丸編みの三段スムースを採用。

前面ではお客様へのホスピタリティーを表しつつ、背面では働くスタッフの活動をサポートする構造になっているのです。お客様の目を楽しませ、お店への期待感を高める道具であると同時に、スタッフのお仕事をサポートし、働くプライドを高めるアイテムにもなる……。「HAKUÏ 32」は見る側と着る側、どちらの感覚にも配慮してつくられたシリーズです。

HAKUÏ 32

Coordinate HAKUÏ 32.11


「現代ならではのサイズ感と自由な着こなし。
そして、時代を映したエコロジカルな素材」

「現代ならではのサイズ感と自由な着こなし。
そして、時代を映したエコロジカルな素材」

「HAKUÏ 32」をつくる上で最も神経を使ったのは、じつはサイズ感です。エプロン、ブルゾン、ベスト、パンツなど定番のアイテムこそ、微妙なサイズ感の違いで現代的にも古臭くも見え方が変わるもの。特に幅広い年齢・性別・体型の人々が着るワーキングユニフォームは、袖・裾などがたとえジャストサイズでなくても見映えがよく、ゆったりと働きやすいことが何より重要なのです。

また現代の仕事着には、着こなしの自在さや個性の表現も大切。たとえば一見ドレスのような胸当てエプロンも、紐の結び方で男性にも違和感なく着こなせるほか、長袖・半袖・袖なしなどインナーとの組み合わせしだいで雰囲気が一変するなど、各々のアイテムに細やかな工夫とアイデアが盛り込まれています。

さらにアイテムの中にはこれまでの「HAKUÏ」シリーズで初めて、ペットボトルから再生したリサイクル繊維を用いたシャツコートやエプロン、胸当てエプロンなども登場。SDGsなど時代のニーズにもタイムリーに対応しています。

HAKUÏ 32

Coordinate HAKUÏ 32.13

Left

Right

HAKUÏ 32

Coordinate HAKUÏ 32.13


HAKUÏのすべてのアイテムのご購入や各種カタログをご希望の場合は、こちらまで。

HAKUÏ 32を含むHAKUÏ全商品は公式ウェブサイトで紹介されており、在庫さえあればオンラインでお買い上げいただくこともできます。個人でも一着からでも購入できますので、まずはアクセスしてお気に入りの商品をお探しください。

  • 本ページ掲載のエプロン、胸当てエプロンのプリントは参考です。

また、新作カタログ『HAKUÏ 32』や、HAKUÏの全アイテムを掲載した『SEVEN UNIFORM CATLOG 73』の別冊『HAKUÏ 2024』をご希望の場合は、セブンユニフォームの各ショップまたは取扱代理店にお問い合わせいただくか、下記フォームよりご請求ください。


小野塚 秋良 Akira Onozuka

Profile

  • 服飾デザイナー。1974年に三宅デザイン事務所に入社。
  • 1986年、イッセイ・ミヤケ・オン・リミッツよりメンズブランド「オッズ・オン」を発表。
  • 1989年にレディスブランド「ZUCCa」を発表。同時期からパリコレクションに参加。
  • 1992年、白洋社(現・セブンユニフォーム)との提携によるユニフォームブランド「HAKUÏ」を発表。
  • 1996年よりセイコーウオッチとコラボレートし「CABANE de ZUCCa」のリストウォッチシリーズの発売をスタート。
  • 2011年春夏を最後に「ZUCCa」を退任。現在は「HAKUÏ」をメインブランドとして活動。