表情と季節感を感じるアイテムが
オープンスタイルや和の空間などのサービスシーンにマッチ
シアサッカーシリーズ ①生地の特徴と開発
私達はユニフォームを着用するシーン、着心地、機能性など、多くの視点から製品を開発しています。2019年に開発した「リップストップシリーズ」や「スーパーマルチ加工シリーズ」といった特徴的な高機能ユニフォームに続き、2020年より販売開始したのが、風合いから涼しげで開放感のある情景を感じられる新たなカジュアルシリーズ、「シアサッカーシリーズ」です。
ユニフォームに必要な暑さ・寒さ対策
最近サービスの現場では、室内外の垣根を越えて働くシーンが増えています。例えばオープンカフェや自然を楽しむことができるリゾートホテルでは、スタッフが室内外を行き来する様子が見られます。身に纏うことでおもてなしの心をより表現するのはユニフォームのひとつの役割ですが、自然が身近にあるサービスの現場には、今後暑さ・寒さ対策を取り入れたユニフォームが益々必要になってくるのではないでしょうか。新商品の「シアサッカーシリーズ」は、そんなシーンでぜひご着用いただきたいユニフォームとなっています。
Coordinate 238
「シアサッカー」とは
「サッカー」と聞くとスポーツのサッカーを思い浮かべる人が多いでしょうか。実はスポーツのサッカーと服地のサッカーに関連はありません。日本ではサッカーと呼ぶことが多いこの生地ですが、正式名称は「シアー・サッカー(seersucker)」。語源はペルシャ語で「ミルクと砂糖」を意味する「shiroshaker(シーロシャカー)」といわれています。元々はインド産の麻や麻と絹で織られた薄地織物のことをシアサッカーと呼んでいましたが、現在は綿や綿とポリエステルの混紡織物が多くなっています。
(参考:「服地の基本がわかるテキスタイル辞典」)
表情のあるユニフォーム生地として新たに開発
表情のあるユニフォーム。左からCH4492-0(ストライプドビー)、CH4486-0(オックスフォード)、CH4463-0(シアサッカー)。
一番苦戦した点は「“工業洗濯”に耐えられる品質」を実現することでした。シアサッカーは生地を織る際に糸の張り具合に強弱をつけており、この糸の収縮度の違いによって“しぼ”が生じています。そのため家庭洗濯よりも高温で洗濯・乾燥する工業洗濯をすると生地が大きく縮んでしまったのです。繰り返し着用し洗濯するユニフォームにおいて縮みは御法度です。1年以上の研究・試作を経て、ようやく工業洗濯にも耐えられる、厳しいユニフォームの基準をクリアしました。
こちらの生地では様々なアイテムをお作りしており、セクションごとに使い分ける楽しさもございます。
「シャツ(CH4463・CH4464・CH4465・CH4466・CH4467・CH4468)」「ベスト(CJ4338・CJ4339)」「作務衣(EA3075)」「帽子(JW4737)」「バンダナキャップJW4743)」「三角巾(JY4742)」
各アイテムごとに、コーディネートポイントとして映えるカラー展開をそれぞれご用意。同素材で色展開されたシリーズから、職場のセクション毎に異なるカラーをセレクトするコーディネートも可能です。
「シアサッカーシリーズ」の各アイテム紹介はこちら
涼しげな印象と程良いカジュアルさをプラスする シアサッカーの「ベスト」「帽子」
シアサッカーが爽やかさや和を感じさせる「シャツ」と日本らしい親しみのある「作務衣」