世界最高の逸品を扱うには、それにふさわしい舞台衣装が必要です。
2009年秋、東京駅近くにオープンした丸の内ブリックスクエア。緑豊かなアネックスや美術館まで備えた高級感あふれる複合施設は、丸の内の新たなランドマークとなっています。
その商業ゾーンに並ぶ国内外36の名店・高級店の中に、常に開店前から行列のできる、大人気の店があります。
世界初のエシレバター専門店「エシレ・メゾン デュ ブール」。
「エシレバターはフランスのエシレ村で100年以上も前からつくられている、伝統ある発酵バターです。このお店は、そんなエシレバターの魅力を知っていただくためにつくられた、世界初の専門店なんですよ」(ショップマネージャー)
白を基調とした明るい店内には、エシレ村から空輸された新鮮な発酵バターのほか、その独特の風味を活かしたパンやケーキ、アイスクリームなどが、所せましと並んでいます。
「クロワッサンやバターケーキなど人気商品は、昼過ぎには売り切れてしまいます。一度エシレの味を知っていただくと、皆さんファンになってくださるんですね」(店長)
Coordinate
- オーダーメイド
そんなお客様を、爽やかな笑顔でお迎えしている販売スタッフの皆さん。身につけているのは、ユニークなロングコート風のユニフォームです。「お客様の中にはプロや食通の方もおられますので、スタッフもしっかりした商品情報をお伝えできなければなりません。このカウンセラー風のコートは、バターの専門家であるという表現でもあります」(ショップマネージャー)
そうした信頼感を高めつつも、決して重厚にはならず、観る人に与えるのはあくまで明るく爽やかな印象。
「清潔さの証しである白に、バターのラベルと同じエシレブルーをあしらうことで、まさにこのショップならではの、オリジナルなユニフォームになっていると思います」(店長)
世界に知られた最高品位の商品を扱う専門のお店には、やはりそれにふさわしい最上の場所と人材、そして最上のユニフォームが不可欠なのでしょう。