お客様と生産者を橋渡しするためのスペシャルティなフォーマルです。
日々新たな業態の店舗が生まれ、全世界へ流行を発信し続けている東京・表参道。その中心である青山通り交差点の近くに2017年秋、また一つ個性的なお店が誕生しました。コーヒー通に人気の丸山珈琲の、10軒目となる店舗です。
「本店は1991年に軽井沢で開業した、スペシャルティコーヒー専門店。関東4軒目にして、表参道に出店できました」(広報:尾崎さん)
ただの支店ではありません。店名には “Single Origin Store” の肩書きがあります。
「シングル・オリジンとは、ブレンドをしない単一種のこと。一般にコーヒーは産地別に分類されますが、当店ではより細かい農園別なので、栽培の質が直接味に影響するんですよ」(リーテール地域ディレクター&バリスタ:齋藤さん)
Coordinate
- ユニフォーム一式:オーダーメイド
「これまでコーヒー農園と消費者は繋がりがなかった。この店で我々スタッフが知識や情報をお伝えすることで、お客様と生産者の橋渡しができれば、と思っています」(店長:宇野さん)
既存の店とは違う新たな役割を担う店舗だけに、スタッフのスタイルも異なっています。
「じつは丸山珈琲にはこれまで決まった制服がなく、このユニフォームは表参道店だけのために新しく作られたものなんです」(齋藤さん)
「丸山珈琲は四半世紀の間、高級リゾート・軽井沢の人々に愛されてきた名店。ならば制服もカジュアルでなくエレガントを究めるべき、と考えました」(SEVEN UNIFORMデザイナー:森本)
バリスタの各競技会で優勝を含む入賞者を多数輩出する、丸山珈琲にふさわしいフォーマル感です。
「当店のスタッフは通常の接客のほか、コーヒーのご紹介やご説明をする機会も少なくありません。コンシェルジュ的な雰囲気のこの制服は、そんな場面にも役立っています」(宇野さん)
「個人的に蝶ネクタイは初体験なので、新鮮です。着こなせているかは不安ですが、着ると気持ちが引き締まるんです」(バリスタ:廣井さん)
創業以来の夢が現実化した最新の店舗には、これまでの歴史を感じさせるクラシカルなユニフォームが、じつにしっくりと調和しています。