シェフの安井氏は元々瓦葺き職人でしたが、料理が好きだったことから食の道へ転身したのが24歳の頃。さまざまな現場での経験を積み重ねていく修行の中、今まで辞めたいと思ったことは?と聞くと、きっぱり「無かった」とおっしゃいます。その理由は、とてもシンプルに「お菓子をつくることが楽しいから」。
ひときわ素朴な見た目のゴーフル。「フランスで修業をしていた時に初めて食べて、本当に感動したんです。いつかお店を開いた時に絶対このお菓子を作ろうと思いました」 レシピは安井氏の完全オリジナル。
お店に立つ奥様は白いエプロンに白いカットソーを合わせていらっしゃいました。
ゴーフルをメインに切り取られることが多いそうなのですが、おすすめのお菓子はと聞くと「…全部」と返ってきました。「全て魂込めて作っています」
「生のフルーツをそのまま多用することは嫌いなんです。お菓子屋である以上は一つ一つに少しでも手をかけてお出ししたい。フルーツのタルトは仕方が無いけれど、例えば“サヴァラン”の上にあしらったオレンジだって、やはり一手間加えて心を込めたいですね」と安井氏。
Coordinate
- 写真右男性(安井様): コート AA490-0、調理前掛け JT4550-0、パンツ WL1480-9
- 写真左女性(奥様): エプロン CT2367-0