生地からつくっていただくことで、
待望の
120%オリジナルの
ユニフォームができました。
広島県を代表する名産品であり、全国のお土産ランキングでも上位の人気を誇る銘菓・もみじ饅頭。にしき堂は、その最大手のメーカーです。
「創業以来の社是は、“百試千改”(百回試みて千回改める)。これまで生菓子風の“生もみじ”や洋風の“新・平家物語”、抹茶を用いた“おとなのもみじ”など独自の商品を多数開発しています。
店舗は、広島駅のほど近くにある光町本店をはじめ、計17店。創業70周年となる2021年、期を同じくしてそこで働く約100名の女性販売スタッフのユニフォームが、一斉に新しいデザインに変わりました。
Coordinate
- ユニフォーム一式 オーダーメイド
お店の主役はあくまでお菓子ですから、それらを引き立てながら店内を彩り和ませることが、ユニフォームの役割。創業時は製造部門と同じ白衣だったと言われる販売スタッフの制服ですが、その後ベスト・スカート・ブラウスという定番スタイルになり、何度かデザインのリニューアルが行われてきました。
しかし手に入るユニフォームのカタログは、一般事務職向きの制服が多く、求めているものとは異なりました。機能面も、弊社のような販売作業には向かないものがほとんど。落ち着いた雰囲気のチェック柄を取り入れたくても、既成の生地には思ったようなものが見つかりません。
そんな話をユニフォーム代理店の方にしたところ、“それなら生地からつくれば…”と、セブンユニフォームさんを紹介してくださいました。そのカタログに載っていたユニフォームを見て、“ここなら私たちの望む制服を作ってもらえる!!”と確信したのです。
こうして長年の想いが形になったのが、今回のユニフォーム。完成まで2年がかりでしたが、その甲斐あってスタッフにも好評のようです」(制服担当/大谷さん)
「ワンピースでシルエットが可愛らしいのに加えて、袖口が太めになっていることで作業がしやすく、お客様に商品をお渡しする時の腕のラインがとてもきれいに映えるんです。仕事の動きをわかった上で、繊細に仕立てられていますね」(店長/谷田さん)
「一見スリムな雰囲気のワンピースですが、けっこう余裕をもってつくられているので、働きやすさは見た目以上です」(販売スタッフ/二宮さん)
「“チェックがいい!”とか“可愛くなった!”とお客様から褒めていただくことが多くて、モチベーションが上がりますね」(販売スタッフ/岡田さん)
「ようやく私たちの希望が120%かなった制服ができ、とても満足しています。今回は小豆と紅葉をイメージしたエンジ系のチェックですが、次は青紅葉の色を取り入れようかと、早くも考えているんです」
(大谷さん)
photographs by yuu kamimaki