お祝いの心でお迎えする服には
端正な美と遊び心の両方が必須です。
2013年、富士山を中心とする世界遺産の構成遺産となった河口湖。旅館うぶやはその湖畔にあります。
「当館では全客室に加え、お風呂もレストランもすべて富士山の絶景スポット。湖に映る雄大な“逆さ富士”には、国内・国外を問わずあらゆるお客様が感激されますよ」(フロントスタッフ/小林さん)
開業以来60年以上、時代に応じたさまざまなサービスでお客様を楽しませてきた老舗旅館ですが、ここ数年はさらに新たなおもてなしに力を注いでいると言います。それは、お客様の“人生を祝う”こと。
「数ある旅の目的の中に、“お祝いのため”というのがありますよね。富士山を望むおめでたい場所柄もあってか、当館には昔からそういうお客様が数多くいらっしゃるんです」(代表取締役社長/外川さん)
Coordinate
- ユニフォーム一式 オーダーメイド
※男性着用シャツのみ CH4488-6
新婚旅行はもちろん、七五三や入学・卒業、古希や喜寿などをご家族でお祝いしたり、ご両親の金婚式・銀婚式にお子様方が旅行をプレゼントしたり…
「そんなお祝いがより楽しい思い出になるよう私たちもいろいろとお手伝いしてみたところ、これが非常に好評を呼んで…。ならばいっそ“お祝いの宿”と自ら名乗って、より多くのお客様に喜んでもらおうと、いま挑戦を始めているところです」(外川さん)
お客様方がお祝いしている宴の席に、おめでたい衣装やコスチュ−ム姿で賑やかに入っていき、オリジナルのくす玉を割って場を盛り上げるスタッフの皆さん。水入らずの席に入っていくのに、躊躇は感じないのか…
「それが思い切って入って行くと、想像以上に喜んでいただけるんですよ。ご高齢のお客様など、本当に涙を流して感激されることも…。今ではお祝いの場を盛り上げることが我々の使命だと、すっかりやりがいを感じています」(フロントスタッフ/横山さん)
ただし初対面でいきなりの乱入は、かなりのハードル。スタッフはクラフトイベントでお祝いに使うくす玉を一緒に作ったり、抹茶の点て方をレクチャーしたり、あらかじめお客様との距離を縮める工夫をしています。
そんな皆さんの頑張りをサポートすべく、最近新調されたのがフロントスタッフのユニフォーム。
「私は試着の時、一足先に着させていただいて、新鮮な驚きを感じました。前の制服はありふれた事務服という感じだったけれど、今度の制服はどこでも見たことのない斬新なデザイン。早く着たい!!と待ち遠しかったですね」(フロントスタッフ/今村さん)
旅館の“顔”であるフロントの服装に、端正さは不可欠。でも一方、“祝いの宿”には遊び心も大切です。
「女性の上着は一見スタイリッシュなジャケットですが、じつはハッピなんですよ。先日も外国のお客様に“オー!ナイス・ジャケット”と褒めてもらって、嬉しくなりました(笑)」(フロントスタッフ/大崎さん)