どこから見てもおもてなしの心を伝える!
進化するエンボカのカスタマイズドユニフォーム。
東京ディズニーリゾートのオフィシャルホテル、「シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル」。2008年3月に、ロビーまわりを大幅にリニューアルしました。
「これを機に、お子様ばかりでなく大人も楽しめる、新たなリゾートホテルをめざすことにしたんですよ」(マーケティングコミュニケーション)
コンセプトは、豪華クルーズライナーの船内。木目を活かした内装は、高級感あふれるシックな雰囲気です。
「とはいえリゾートホテルですから、フレンドリーなテイストも必要。フロントのカウンターなどもデザインを工夫し、お客様とスタッフのあいだに垣根ができないよう気を遣いました」(マーケティングコミュニケーション)
スタイリッシュさと親近感の両立が大切なのは、スタッフのユニフォームも同じ。たとえばドアマンは、船長をイメージした楽しげなコスチュームですが、夏でもきっちりとブラックタイを着用しています。
Coordinate
- オーダーメイド
「お子様達は“船長さんだ!!”と喜んでくれますし、大人のお客様にも失礼なく対応できます。一見暑そうですが、上着もシャツもメッシュなので驚くほど快適なんですよ」(ドアサービス:高橋さん) 一方、館内スタッフのユニフォームにも、画期的な試みが為されました。お客様から担当など気にせず、気軽に用事を言いつけてもらえるよう、フロントスタッフとべルサービススタッフのユニフォームを同じものに統一したのです。
「その代わり、早番・遅番で制服の色を変えました。今回の改装では、ロビーの照明の色を昼と夜で変えることにしたので、ユニフォームも昼は明るく、夜はシックにと変化をつけたんですよ」(マーケティングコミュニケーション)
「ベル係は荷物を運ぶなど身体を使う仕事なので、動きやすくて涼しいユニフォームで助かっています。お客様に“制服、素敵ですね”と褒めていただくこともあるんですよ」(ベルサービス:矢内さん)
時代が移り変わる中、ホテルのあり方も変わりつつあります。シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルの新たな制服は、ホテルユニフォームの新しい方向性を示す先駆けとなるかもしれません。
photographs by yuu kamimaki