自由なブランド色のおかげで独創的なデザインが採用されました。
2018年4月、リゾート地・軽井沢に開業したホテル・旧軽井沢KIKYOキュリオ・コレクションbyヒルトン。
「キュリオ・コレクションbyヒルトンはヒルトンのグループ内ブランドで、高級ホテルのイメージに囚われず、地域性や個性を前面に出すのが特色。その日本での第1号が当ホテルでした」(フロント主任/新保さん)
気候や風景など、軽井沢は打ち出すべき長所には事欠きません。ホテルの内装や調度品には、伝統工芸の軽井沢彫を採用。“KIKYO”という名称も、軽井沢に自生する可憐なキキョウの花からとったものです。
「また “KIKYO” には、“帰郷” という意味もあります。レジャーや観光を楽しみつつ、故郷に帰ったような気持ちで心身を休めてください、という想いをこめたネーミングでもあるんですよ」(新保さん)
Coordinate
- ユニフォーム一式 オーダーメイド
初めて訪れる方にも、“ただいま” という気分でくつろいでいただきたい…。そのための心遣いは、ホテルに足を踏み入れた瞬間から始まっていました。「チェックインは普通フロントで行いますが、当ホテルではソファでシャンパンや地元産のリンゴジュース、地域食材のアミューズなどを楽しみつつ、ゆったりと手続きしていただきます」(フロント/金子さん)
訪れる者を緊張から解き放つためのユニークなサービス。そうした独自のスタイルは、スタッフのユニフォームにも反映されているようです。
「ヒルトンホテルのご常連にも “一味違うね” と言われるユニフォームにしたくて、インパクトのある形態にしました。でも、そんな奇抜なアイデアを制服に仕立ててくれるメーカーがあるのか…と考えつつ、偶然セブンユニフォームのカタログを見たら、我々がイメージしたそのままの制服がそこに載っていました(笑)。すぐに連絡して、ほとんどそのサンプル通りにつくってもらったんですよ」(総支配人/杉木さん)
ホテル、特にフロント周りのスタッフならば “スーツが定番” という昨今の風潮の中にあって、見る人の記憶に鮮明に残るのが、このホテルのユニフォーム。「初めて見た時から、シャープで洗練された印象を受けました。毎日着るたびに身が引き締まって、背筋がぴしっと伸びる感じがする。それがこの制服の一番好きな所ですね」(フロント/奥山さん)
「ホテルの制服でロングスカートは珍しいし、気に入っています。一見動きづらそうですが、スリットも入っていて活動的ですよ」(フロント/福山さん)
ホテルを訪れたお客様が、最初に出会うのはフロントスタッフ。そうした意味で、彼らのユニフォームはホテルの第一印象を決定するとも言えるでしょう。
「このホテルがもしも自由な気風のキュリオ・コレクションbyヒルトンでなかったら、こんな独創的なユニフォームは採用されていなかったと思うんです」(杉木さん)