性別も年齢も音楽経験も超えて
すべての人の心に寄り添えるユニフォーム。
19世紀末に創立し、今やグローバル楽器市場でNo.1のシェアを誇る世界的な総合楽器メーカーとなったヤマハ。その旗艦店が、1909年設立の銀座店です。
「国内最大級の楽器店であるだけでなく、コンサートサロンやホール、音楽教室までが併設された、まさにヤマハの音楽文化の中心です」(館長/福澤さん)
その店舗が2020年秋にリニューアル。鍵盤楽器や楽譜、CDなどの売り場だった1階2階が、新しい音・音楽との出会いを提供する“ブランド体験エリア”に生まれ変わりました。
「楽器もインターネットで買えるこの時代、お店に来てくださるお客様に何がご提供できるか?と考えると、それは形のない、五感で感じるようなものではないかと思います。弊社の活動を貫く哲学や、未来に向けて研究中の最先端技術。それらを楽しいコンテンツを通じて紹介することで、ヤマハの”今”そして”未来”を感じてもらえたら嬉しいです」(ブランド戦略本部主幹/安間さん)
Coordinate
1階には、大型ディスプレイと連動したテーブル型の電子ピアノを設置。カフェスタンドには、カップを置くと音を奏でる不思議なテーブルもあります。
「私たちは2019年、“Make Waves”というブランドプロミス(=お客様への約束)を掲げました。これは“製品やサービスを通して、お客様の心震わす瞬間を後押ししたい”という想い。お得意様だけでなく、楽器に馴染みのない方にも興味を持ってもらえたら…そのための拠点がブランド体験エリアなんです」(安間さん)
2階のカフェラウンジでは、Real Sound Viewingによる自動演奏ライブや、音楽関連のライブラリー、ヤマハのデザイナーによるコンセプトモデルやプロトタイプの展示などを自由に鑑賞できます。
「お客様をご案内するスタッフは皆、コンテンツの楽しさをしっかりとお伝えできるよう、オープン前に集中的な研修を受けて、フレンドリーなコミュニケーション力を磨きました」(チーフ/樋口さん)
その姿勢はスタッフのユニフォームにも表れています。制作の際は心理と物理、両面の機能を重視。
「心理的機能とは、お客様に明るさや楽しさを伝えると同時に、着る人の心に自信が湧くような美しさがあること。ただし主役はお客様なので、“unobtrusive=でしゃばらない”デザインであることも大事。その辺りのバランスが大切ですね」(デザイン研究所主事/二村さん)
一方、物理的機能としては動きの制約はもちろん、年齢や性別などの既成概念にもとらわれない、あらゆる意味で自由なウエアが追求されました。
「男性・女性が同タイプのデザインというのはとても新鮮だったし、オリジナリティーがあって気に入っています」(スタッフ/工藤さん)
「とてもスタイリッシュなデザインになったと感じています」(チーフ/武石さん)
ご案内したお客様から、“ヤマハってすごい!!”といった嬉しい感想をいただくことも多いというブランド体験エリア。生産や販売のみにとどまらず、音楽の力で人々をサポートしていきたいという、ヤマハの未来へ向けた活動の原点となる場所なのかもしれません。
「1人1人しっかり採寸してつくっていただいたぶん、スタッフたちは制服にとても愛着を感じているようです。じつは、セブンユニフォームさんの企業理念の中に“未来をモチベートするユニフォーム”という言葉を見つけた時から、“私たちと考えの近い企業だから、きっと良い制服を一緒につくれるに違いない!!と確信していたんですよ(笑)」(二村さん)
ヤマハ銀座店
Yamaha Ginza
- 東京都中央区銀座7-9-14
- TEL:03-3572-3171
- 営業時間:
当面の間、11:00~18:30 - 定休日:
毎週火曜
東京メトロ銀座線/丸ノ内線/日比谷線 「銀座」駅A3出口より徒歩4分
JR線・都営地下鉄浅草線・東京メトロ銀座線 「新橋」駅より徒歩7分
都営地下鉄浅草線・東京メトロ日比谷線 「東銀座」駅より徒歩7分