職種を統合した新体制を制服デザインの一元化で表現しました。
職場の組織改編や担当部署の分離・統合…。そんなより良く働くための改革を、視覚的・機能的な側面から支援するのも、ユニフォームの仕事です。
千葉県新浦安にある東京ディズニーリゾートパートナーホテルの中で、デザイン性豊かな客室が人気を呼んでいる「浦安ブライトンホテル」。
「部屋ごとに異なるコンセプトでデザインしたのが好評で、日替わりで幾つものお部屋に宿泊されるお客様もおられるんですよ」(ゲストリレーションズ・マネージャー/氏家さん)
ところがお客様の増加に伴い、ディズニーリゾートの閉園後などにはフロントが大混雑。そこで今年、お客様をお待たせすることがないよう、大幅な改革が断行されたのです。
「ドア、ベル、フロント、客室と分かれていた担当を統合し、シフト制で各部署を担当することにしたんですよ。これなら全員がすべての業務を学べて、お客様が集中した場合も大人数で対応できますからね」(氏家さん)
「多彩な部署を経験すると、知識も視野も広がりますし、サービスも以前より積極的になれた気がします」(ゲストリレーションズ/照元さん)
Coordinate
- ジャケット オーダーメイド
- シャツ CH4406-0
- スカート オーダーメイド
- スカーフ オーダーメイド
担当ごと別々だった制服も、一種類に統一。ドアマンもコートと帽子を取れば、他の人と同じスーツです。「大仰なデザインの多いホテルユニフォームの中で、シンプルで質の良い制服になったと思います。お客様も担当を気にすることなく、気軽に声を掛けて下さいますよ」(氏家さん)
「以前のスカートは足が広がらなくて、ストレスがあったんです。それで今回は、現場の声を取り入れてもらいました。外見はエレガントなスカートなんですが、中身はキュロットになっていて、とても動きやすいんですよ」(ゲストリレーションズ/川上さん)
ユニフォームは仕事の変化に応じて変えられることも多い一方、そのデザインや機能の変化によってお仕事の質や効率を変える力も持っているのです。